ところで先日、応援しているアーティストがライブイベントをするというので行ってきました。いつもは都市部でしかライブやイベントをしないので、地方住みの私にはうれしいことです。2年ほど前に横浜までライブを見に行ったことはありました。
「推し」と言ってもゆるめに推しています。YouTubeで知り、人柄や言葉のセンスなどに感心しています。歌っているところもすてきですし、作詞作曲もされるのですが、そこには私に刺さるものはなく、さらっと聴く程度です。なのでアルバムの発売イベントだというのに何の予習もせずに行ったのでした。
推しアーティストともう1人のギターリストがユニットを組んでのCD発売のイベントです。そのギターリストは有名アーティストのサポートメンバーをしたりする実力派の人なのですが、私はユニットを組むようになって知った感じです。熱い感じでプレーしているのは感じ取れますよ。
会場はショッピングモールのフードコートの一角でした。
ここなの?もっといいとこあったやろ..と思ってしまいましたよ。
フードコートの呼び出しが響くなか、リハーサルが始まりました。
おー、本物や。リハーサルまで見ることができてちょっと得した気分になりました。
会場には遠征組のコアなファンが十数人、地元民らしき人がちらほら集まっている感じです。
やがて本番が始まり、遠征組はノリよく聴き、私は曲に合わせて拍手をして聴きました。以前のライブでは後ろの席だったので小さい姿しか見られませんでしたが、今回は間近で見られてうれしかったです。
グッズを買うと握手またはサイン券がもらえるというので、私はCDとグッズを買ってサイン券をもらっていました。CDやグッズは特に欲しくはなかったのですが、売り上げが上がるのが一番応援になるだろうと買ったのでした。
ライブが終わってサイン会の列に並びました。私はサイン会というのは初めてだったので、サインは一瞬で終わるんだろうな、と想像していたら、けっこう、話す時間があるんですね。話すことなど考えていなかったので「またきてくださいね」としか言えませんでした。
すると、アーティスト側が気遣ってくれ、話しかけてくれたのでした。さらに、サイン券しか持っていない私に握手もしてくれたのでした。
おー、いい人たちや。サイン券分しかお金払っていないのに、握手してくれるなんて。
私はすっかりほくほくした気分で帰り、今では車の運転中にCDを聴くようになり、彼らの曲のよさもわかってきたのでした。
ところでそのギターリスト、Instagramによると次の日には外国へ旅立ち、世界でも活躍する日本のアーティストのサポートメンバーとして外国のステージでプレーしていたんですよ。
地方のショッピングモールのフードコートから世界のステージへ。すごい温度差ですね。彼の懐の深さを感じ、この先も活躍を見守ろうと思ったのでした。